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髪の歴史・文化・デザイン、お手入れ方法やシャンプー方法、オーガニックなヘアケア方法など、髪についてのお話を連載していきます。

豆乳で女性の薄毛を改善



女性の方で髪の毛のハリコシがなくなってきた、薄くなってきた気がする。そんな方は豆乳の摂取がお勧めです。もちろん全ての方に効果が出るとは断言できませんが(インフラボンの作用は個人差がある為)一度気になる方は試してみるのをお勧めします。


豆乳に含まれている育毛に有効な成分

豆乳には大豆イソフラボン、たんぱく質、リノール酸、亜鉛といった髪の毛の育毛環境を整えてくれる成分が豊富に含まれています。そのため、女性の抜け毛予防や対策として効果が期待できるのできます。


ただし豆乳の種類に注意が必要

豆乳には無調整豆乳と調製豆乳があるのですが、調製豆乳を飲み過ぎると糖分の過剰摂取が起こり、しかも糖分はインフラボンの効果を相殺してしまいます。
ですので、豆乳は必ず無調整豆乳を飲むようにしてください。
もしも苦手で飲みにくい方は、はちみつを少しだけ入れると良いです。

目安としては、200mlを毎日1本飲むのを習慣化させることです。
約半年で効果が目に見えてわかると思います。
逆に半年経っても効果が出ない方は髪へのインフラボンの作用が弱い体質ですので、苦手な場合は無理に続ける必要はないかもしれません。(ただし豆乳にはタンパク質が豊富で老化防止など様々な良い効能がございますので、飲む習慣は損にはなりません)

是非試してみてください!






髪の健康を考えるなら、朝シャンよりも夜シャン



朝ではなく夜のシャンプーで1日の汚れを落とすべき理由



夜の頭皮と髪は想像以上に汚れています。スタイリング剤の汚れ、空気中のチリやホコリの汚れ、汗や皮脂による脂汚れなど。
これらを落とさずに眠ると、髪にも頭皮にも負担をかけます。
汚れた頭皮と髪のまま眠ると、寝具に汚れが付き、匂いの原因にもなります。
また、健康な髪は夜寝ている間に生えます。眠りについてから2~3時間後が髪のゴールデンタイムと言われています。
この時間に成長ホルモンが分泌され、髪が生えてくるからです。
この時間帯に頭皮に汚れが必要以上に詰まった状態だと健康な髪が生えてくるのを防いでしまうので注意が必要です。
ですので、薄毛や抜け毛を気にしている方は夜に洗うと良いでしょう。(ただし過剰な洗いすぎは厳禁です)

また、朝シャンのデメリットとしては、洗髪後に頭皮に適切な皮脂が分泌されるまでは時間がかかります。
約6時間程なのですが、この間は頭皮は剥き出しで非常に無防備な状態です。
このタイミングで外出をして紫外線に当たりまくったりすると髪と頭皮を特に痛めやすくなるので注意をしてください。

また、肝心のシャンプーの仕方ですが、髪の汚れの8割は湯洗いだけで落ちます。
ですから、『シャンプーは、髪を洗うものではなく、頭皮を洗う』と意識することが大事です。
指で頭皮を動かすイメージで洗うといいでしょう。

そして、もし余力があればサロンで是非ヘッドスパを行ってください。
ヘッドスパはリラクゼーションとしての効果以外にも、頭皮の皮脂環境を適切に整え、発毛はもちろん身体の疲れやコリに効果のあるツボを刺激するので、
様々な良い効能がございます。肌のリフトアップ効果も高く、ハッキリ言ってエステに行くよりもよっぽど顔が上がる施術でもあります。
顔が上がり髪に艶が出ると、非常に若く見えます。
ですから、時々でも良いのでサロンのMENUに加えてみるのをお勧めします。
例えば高級ブランドのお洋服やバッグを1着買うよりも、その金額をサロンでのヘアケア1~2年分として使った方が絶対に若く美しくなれます。
服はプチプラでも良いと思うのですが、いつまでも女性らしくいたいのなら髪にだけは絶対に手を抜いてはいけません。

点と線ではヘッドスパ2500円、ヘアエステ(髪のトリートメント)3000円から承っておりますので、よかったら一度体験してみてください。


キッチンの食材でオーガニックなヘアケアを 3


以前書いた卵のヘアパックを、さらに簡単に、卵単体で今すぐ試せる方法。


まず、髪質によって卵の使い方が変わります。

ノーマルヘアは全卵をよく混ぜて。
ダメージヘアは黄身のみ。(ハードダメージは+オリーブオイル+蜂蜜)
オイリーヘアは白身のみ。(地肌に塗りこむ)

これら髪質に合った卵を2つほどよく混ぜ用意します。
お風呂でよくぬるま湯で髪の毛をすすぎます。
手でよく水分を取り、卵を揉み込むように塗っていきます。
白身が入っている場合髪馴染みが悪い場合があるので、その時はボウルの卵にロングヘアの場合直接髪を付けてもいいかもしれません。

その後、ラップでしっかりパックし、20分以上置きます。(半身浴などをして過ごします)

ぬるま湯でよく洗い流し(熱いお湯だと卵が固まるので注意)通常のシャンプー&トリートメントで仕上げます。


オイリーヘアには卵白でスッキリ地肌に
卵白に含まれるリゾチームは殺菌作用や抗炎症作用があります。頭皮マッサージをするとリゾチームが余分な脂を取り除いてくれスッキリとした地肌に。
雑菌の繁殖も抑えてくれます。


また、卵は薬膳的にも非常に髪の毛に良い食材です。呼吸器や胃腸を潤す効果もございます。
薄毛、若白髪に悩む方は積極的に食べると良いでしょう。

髪に良い食べ物

卵、動物のレバー、マグロ、エビ、豆類、昆布、胡麻、椎茸、黒米、黒ゴマなどなど





髪の毛はどこまで伸びる?





お客様から定期的に質問いただくのでまとめておきたいと思います。
髪の毛は切らなければどこまでも伸び続ける、と思う人が多いと思いますが、実はそうではありません。

髪には「成長期」という寿命があるため、1本の髪が伸びられる長さはある程度決まっているのです。
私たちの髪は、3~6年の成長期と、成長がストップする退行期、そして抜け落ちて次の髪の準備をする休止期の3つのサイクルを繰り返しています。
つまり髪には3~6年という寿命があるのです。 (ちなみに1日に寿命で抜け落ちる髪の毛は100本ほどあるのです。)
しかも一本一本、微妙にサイクルの長さが異なります。毛先を切りそろえてもそのままきれいに伸びず、すぐに不ぞろいになるのはこのためです。
髪は平均すると1日に0.4ミリ程度伸びますから、年に約14センチ、6年の寿命だとしても80~90センチです。
1日にかなり伸びる人でも1メートルに届くか届かないか、といったところでしょう。
ですからお尻の下くらいまで髪を伸ばしている人は、かなり成長期が長いか、もしくは髪の伸びるスピードが速い遺伝子を持っているのだと考えられます。

ただし例外もあり、遺伝子によっては成長期がまれに異常に長い人もいます。これは国によっても違うのですが、比較的アジア圏にみられます。
このような遺伝子を持つ方は、身長よりも長い長さに伸ばすことができます。






日本でも平安時代の貴族の女性たちの絵を見ると、みんな驚くほど長く髪の毛を伸ばしています。
当時は、髪が長ければ長いほど男性に人気が高かったそうで、また不思議な力が宿るとも考えられていたからです。
もちろん洗髪は大変な作業で、月に1~2回、3日をかけて行う「洗髪休暇」なるものがありました。
ドライヤーなど当然なかった当時、あれだけの長さの髪を洗って乾かすには、3日も必要だったのです。

しかし床にひきずるほどの長い髪を持つ女性の姿も描かれていますが、
通常のヘアサイクルから考えると考えられないです。
ですので、髪が伸びない普通の人は人毛で作ったかつらを活用していたとも記録されています。








出産後に抜け毛が増える理由




女性の中には、産後しばらく経ってから急にごっそりと髪の毛が抜けたことにショックを受ける人が多いものです。
しかしこれは「分娩後脱毛症」といって自然な現象の1つですので、多くは心配することはありません。

一般的に、産後3ヶ月くらいたってから急に抜け毛が増える女性が多く見られます。これは論理的に説明のつく脱毛症で、あくまで一時的なものです。
女性ホルモンにはエストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)の2つがあることはよく知られています。
通常は2つのホルモンが交互に優位になりながら、妊娠に備えて体を準備しています。

しかし妊娠している間は、妊娠を継続させるためのプロゲステロンが優位に働きます。プロゲステロンには抜け毛を抑え、髪の成長期を長くする作用もあるため、
妊娠中は抜け毛が減っていることに気づく人もいるはずです。(成長期については上の記事を参照してください)

実際、プロゲステロンを活用した避妊用の低用量ピルも、成長期を長くさせ抜け毛が少なくなるという作用があります。
しかし服用をやめた途端、これまで寿命を延ばされていた髪が一気に休止期になり一気に抜け落ちる人が多いのです。

産後もこれと同じです。ホルモンが通常通りに戻ることで、本来なら成長期を終えて「退行期」や「休止期」に入っていたはずの髪の毛がまとめて抜け落ちます。
そのため一時的に薄毛になることがありますが、多くは半年~1年もすれば正常なヘアサイクルに戻ります。
この時期の対策としては、髪の毛を分けると生え際の薄さが目立つ場合は思い切ってつむじあたりから深めの前髪を持ってきて作るなどの
対応をすることにより、目立たなくなるケースもございます。ご相談してください。



ただし、もともと薄毛の傾向があった女性では見た目的に気になるほど薄くなってしまうこともありますし、
産後の慣れない育児ストレスや睡眠不足で、頭皮の環境が悪化してしまう可能性もあります。
大きなストレスや不規則な生活リズムがあると、体は生命活動を維持するほうにエネルギーを使いますので、
どうしても髪の毛の再生は後回しになってしまいます。ですからそれだけ薄毛が治りにくくなることがあるのです。
そして高齢出産の場合、もともとのホルモン量の減少、毛根の老化、などの理由で、抜け毛がより多くなり、
戻るまで時間がかかるケースも正直あります。
さらに出産による骨盤のゆがみも、血流やエストロゲンの生成に影響を与える場合があります。
また内臓が元の位置に治まらなくなることで体にさまざまな不調をきたす恐れがあるため、産後はなるべく骨盤を引き締めるエクササイズをしたり、ベルトなどを使ったりしましょう。

あまりに髪の薄さが気になる場合は、授乳に影響を与えない漢方薬や育毛剤の使用も有効だと思います。
あまりに気になるようなら、サロン、もしくは皮膚科に相談するのをお勧めいたします。







キッチンの食材でオーガニックなヘアケアを 2


サロンでのトリートメント、もしくはヘッドスパが最も大切ですが、それ以外で、ご自宅でされる場合。
市販品に使用されている化学物質が気になる方などは、是非お試しください。

すべての髪質に良いタマゴヘアパック


実は卵はとても優秀な材料です。卵黄に含まれるレシチンという成分は化粧品にも使われていますし、オリーブオイルと混ぜる事でビタミンやリン脂質、各種アミノ酸などの成分が髪に浸透、傷みを修復し、髪に栄養を与えてくれます。


卵+オリーブオイルのみのシンプルヘアパック


髪質によって使い方は変わります。ノーマルヘアは全卵、ダメージヘアは黄身のみ、オイリーヘアは白身のみを使いましょう。
量は髪の量・長さによって調節します。
オリーブオイルを卵一つにつき、大さじ1杯程混ぜて、よくかき混ぜてから使用します。

髪に馴染ませたら30分ほど置いて、その後はいつものシャンプー、リンスをします。
半身浴などをして過ごされてもいいかと思います。

特にダメージが気になる方


材料

1.オリーブオイル
2.ハチミツ大匙1
3.卵黄大匙1
4.ココナッツオイル(なくてもOKです。完熟したアボガドでも代用可)



全ての食材を混ぜ、髪に塗布。たっぷり30分置きます。
その後、通常通りシャンプー&トリートメントで仕上げてください。



シャンプーを毎日しないと、頭皮が痒くなる?



------」ほ
ほんの、半世紀程前のシャンプー剤の広告。



少し前に、シャンプーの適切な頻度を書かせてもらったら結構反響があって、お客様からも色々聞かれることが多くなりました。
実際に頻度を減らしたり、湯シャンと交互に洗うようになったと言う方も結構いらっしゃいます。
ただ、やはり頭皮が痒くなる・・・という方もいらっしゃるので、ここでもう一度頭皮の痒みの原因について書きたいと思います。

「必ずシャンプーしないと頭が痒くなる・・・」
こんなフレーズは、日常会話でも極々当たり前に聞かれますが、毎日シャンプーをしなかった時代は、人々全員が頭皮の痒みに悩まされ
ストレス満載の日々を送っていたのでしょうか?
上の広告を見てもわかる通り、50年前程以前の日本では、月に2~4度程度の洗髪が当たり前で、痒みにも悩まされていませんでした。
それどころか、身体を洗う石鹸すら使っていない家庭も多かったようです。

それから時がたち、今では誰しもシャンプー、ボディソープは必需品・・・
たった50年で、数百万年ものあいだ洗剤など使わなくてもよかった時代が、なかったことにされています。

人々は、テレビCMやネットのレビューを見て購入の判断をしますが、では、一体なぜ1日程度で頭が痒くなるのかを考えません。

痒みの原因は、実は簡単なものです。毎日シャンプーするから、痒くなるんです。

肌は、表皮常在菌と皮脂が外部からの紫外線や雑菌から体を守る仕組みを持ちます。
自然界のすべての動植物が持つ防衛機能と同じで表皮は防水機能なのです。
薬も病院もない自然界の動植物は、人間も含めそうしてはるか長い歴史を生き抜いています。
表皮常在菌は、空気に触れると死滅してしまうため、皮脂という油分の中で生きています。

頭皮の等電点(一番機能的になれる強固な状態)は、弱酸性のPH4.5~5.5
これの状態を保つから雑菌がはびこれないのです。
しかしシャンプーを毎日行うと、シャンプーで皮脂を奪い、表皮常在菌を死滅させ、PHバランス本来備わった防衛機能を自ら抹消・・・

痒みも皮脂過多になるのは、当たり前の道理だったのです。
ちなみに頭皮の匂いの原因も同じだったりします。
過剰に皮脂が出てくるのは、シャンプーでとってしまうからです。
数百万年の進化の過程で必要だからこそ備わった機能に無用なお手伝いを毎日せっせとやっているのが現代の私たちです。

冷静に考えれば理解できると思いますが、1日で痒くなる・・・またシャンプーで洗い痒みが取れる・・・
いわゆる鎮痛剤のようなものです。頭皮がベタつくのも同じ理由です。

体調の変化が起きない程度の鎮痛剤(薬)を毎日せっせと頭に塗っているのです。
人類は、数百年もの間洗剤を使わず、生き抜いてきた。
今でも地球上の動植物は、洗剤を使っていないが、病気に苦しんでるわけではない。
人間だけは、他の動物と違うという道理はどこにもなく
毎日の自らの安心行為で、大量の界面活性剤を毎日下水に流し、自然を汚していることには気が付いていません。

シャンプーは、シャンプーなんです。
シャンプー、石鹸、無添加、オーガニック、天然由来成分シャンプー、、、
どれも皮脂を落とすことには変わりはありません。

ちなみにシャンプーの頻度を毎日から減らすと、ヘアカラーの褪色がしにくくなります。パーマの「持ち」がよくなります。
ただ、急にシャンプーの使用を止めてしまうと、これは薬と同じで抗体反応が出て、酷い痒み、皮脂分泌が出る場合があります。
なので、まずは湯シャンと交互に1日おきから始めてみてはいかがでしょうか。
乗り越えれば、皮脂の分泌も抑えられ、正常な状態になるのですが、辛いのも事実ですので、あくまで参考までに。


*以前にも書きましたが、スタイリング剤を使用する人。そして代謝の活発な子供、若者は湯シャンは適さず、普通に毎日洗った方が良い場合もあります。
食生活で汗や皮脂の成分も変わります。個人の体調・コンディションによっても適さない場合もございますので、全ての方に推奨はしません。

精油を使ってのシャンプー




古くからヨーロッパで実践されてきたエッセンシャルオイル(精油)によるヘアケア方法です。
植物から抽出した精油なら、天然由来で髪に優しく、髪に余分な負担をかけずにつややかで健やかな髪にしてくれます。
ただし、精油は濃度が非常に高いので、一部の精油を除き肌や髪に使用するには薄めるのが基本となっています。


シャンプーに混ぜて使用する場合の配合量は1%が適切です。
シャンプーを使用する際に、手にシャンプー剤を取った後に1~2滴だけ垂らして、混ぜて使うのが効果的です。
まとめて作っておくよりも、その都度混ぜて使用するほうがフレッシュで効果が高いと思います。

オススメの精油



ローズマリー・カモミール
ヨーロッパで昔から特に髪と頭皮に良いとされているのがローズマリーです。ヨーロッパでは、まだアロマテラピーが無い時代から
ハーブ水を洗髪やすすぎに使っていました。その効果は抜群だったそうです。
またカモミールも、金髪や茶髪をより美しくするといわれ洗髪に使われていました。
こちらは、特にダメージの補修に効果があります。




イランイラン
髪の成長促進・抜け毛を予防してくれる精油です。
皮脂の分泌を調節してくれる効果もあるので、べたつきやすい方、ボリュームを出したい方にも効果があります。



ティーツリー
オーストラリアに自生する植物であるティーツリーは、殺菌作用が強くオーストラリアでは薬品としても使われ続けています。
原液でそのまま付けても大丈夫な精油で、傷、やけど、ニキビ、虫刺されなどには直接塗ると一晩で大分良くなります。
シャンプーに混ぜて使用すると、その殺菌作用から、フケや匂いの気になる方に特に効果的です。
肌に対する保湿作用もあるので、頭皮の乾燥が気になる方も使ってみてください。





オイルで頭皮マッサージ・頭皮クレンジング(ホホバ・ゴマ油・クレンジングオイル)




前回はシャンプーの頻度について書きましたが、今回は頭皮のケアについて。
身近にあるオイルを使い高い効果を発揮できます。

薄毛が気になる方・白髪が気になる方、予防したい方→太白胡麻油

インドの伝統医学「アーユルヴェーダ」では、髪・頭皮の美容と健康に欠かせない最も優れたキャリアオイルといわれ使用され続けています。
白ごま油はビタミン・ミネラルを豊富に含んでいて。その中でもビタミンEには、血行を促し、新陳代謝を促進する効果があります。
さらに、ごま油の成分「セサミン」には、強力な抗酸化作用・アンチエイジング作用・免疫力向上作用があり、頭皮の新陳代謝を促し、
地肌を健康にする育毛効果・老化防止効果(白髪予防効果)があります。
柔らかく弾力のある地肌にしてくれ、男性のハゲの予防、抜け毛の改善はもちろん、女性の薄毛対策にも効果を発揮します。
又、これらが気になる方は積極的にゴマを食べるのも心掛けてください。

 白ごま油ヘアパック・トリートメント・オイルマッサージのやり方

乾いた状態でたっぷりのごま油を手に取り、髪と地肌にまんべんなく塗り広げます
揉みこむようにマッサージします
そのまま15分程度放置します
ぬるま湯→シャンプーでしっかりと洗い流します

*頻度は週一回が適切回数です

ごま油の効能をさらにアップの湯煎方法(是非行ってください)

ごま油を湯煎で80度近くまで温め、人肌まで冷まして瓶に入れ保存します。
お風呂場などに置いておき、そのまま使用します。
ゴマ油は熱を加えることにより、セサモールという成分やセサミンがさらに増加し効能がアップします。
さらにこの加熱処理を行ったゴマ油はお顔のクレンジング剤としても使用できます。


使用は太白純正胡麻油がオススメです。
太白胡麻油は一般的な焙煎ごま油と違い、ほぼ透明でごま油独特の香りがしません。

頭皮が乾燥している。フケが出たりコンディションが悪い方→ホホバオイル


過酷な砂漠で育つ多年草(ツゲ科)の植物、ホホバから抽出されたオイルは、
数あるオイルの中で最も人間の肌に近いオイルだと近年の研究で明らかになっています。
古代よりホホバの地に住むネイティブアメリカンはホホバオイルを『砂漠からの黄金の液体』と呼び、ホホバの種から採ったオイルを
傷の治療・肌の乾燥防止・髪の手入れ・ヤケドや湿疹の治療などに使用していました。
頭皮にとって、高い保湿液、美容液として使用することができます。
頭皮の乾燥肌の方はもちろん、女性の方は産後、頭皮が荒れて、フケが出る方もいらっしゃいますが、そんな方にもオススメです。

ホホバオイルマッサージのやり方

湯シャン、又は洗髪後に、ぬるま湯を入れた洗面器に5~8滴程のホホバオイルを垂らして、
それを少しずつ髪にかけて頭皮に塗り込むようにマッサージを行います。
(髪の毛がダメージを受けて乾燥している方は、洗面器に髪の毛を直接浸しても効果あります。)
お風呂上り、1~2滴程少量のホホバオイルを手にたらして、地肌に直接塗り込み軽くマッサージを行います。
その後、通常通り乾かします。

頻度は乾燥具合などに合わせて毎日~週1で行ってください

また、ホホバオイルは、なるべくオーガニックで、精製処理が未精製。
抽出方法は低温圧搾法で行っている製品を使用してください。より保湿効果が高くなっています。
(すでに持っている方は、ボトル裏に書いてあることがあるので見てみてください)


これから買われる方は、マンデイムーンの製品がおすすめです。


頭皮のベタつき、もしくはニオイが気になる時がある。スタイリング剤を毎日使う。スッキリしたい方→顔用クレンジングオイル


頭皮はお顔と繋がっているので、当然お顔用のクレンジングオイルを使用しても大丈夫です。
特にショートヘアーの方で毎日スタイリング剤を使う方は是非。(汗もかくし、スタイリング剤が地肌にもついてしまいます)
抗菌作用、消臭作用もあるので、最近枕の匂いが気になると妻や彼女に指摘された男性なども是非行ってみてください。

クレンジングオイルマッサージのやり方

必ず乾いた状態で、100円玉大くらいのオイルを手に取り、頭皮に塗り込みマッサージを行います。
注・5分以上は放置しないでください。
その後、ぬるま湯でよくすすぎ、通常通りシャンプーを行います。
シャンプーの泡立ちが非常によくなっていると思うので、すぐに効果を実感していただけると思います。

頻度は1週間に一回が適切な回数です。


これから頭皮用に買われる方は、特に安い物でもどの製品でも構いません。
ただし敏感肌の方は、優しい物を使ってください。自分は顔用にはアジュバンのジェル(点と線で取り扱いしてるので是非!)
頭皮用にアンナトゥモールを使っています。(自分の場合は頭皮にも使うのは夏限定ですが)






シャンプーの頻度について







現代人はあまりにシャンプーを使うことに慣れすぎて、洗い過ぎが習慣化してしているように思います。
日本のシャンプーの歴史を見ればわかるのですが、昭和の一桁代の時代は、まだ五右衛門風呂が一般庶民の入浴スタイル
でしたので、水をお風呂に運ぶにも、バケツを使用、お湯は非常に貴重な存在でした。ですので、髪を洗うなんてことに使うお湯はなく、
女性の方の洗髪は一ヶ月に1度程度だったと言います。(当然、当時シャンプーなんて物は存在していません)
ですが、薄毛・頭皮のトラブル等は、現代よりも圧倒的に少なかったと言われています。
時は過ぎ、日本の昭和40年にエメロンシャンプーといういい香りのするシャンプーが発売されて、それからCMの影響もありシャンプーの習慣が
日本全国に広がり、毎日洗うというのが徐々にですが習慣化してきました。
しかし現在、「毎日シャンプーをするのが当たり前」と思っているのは世界中でも日本しかなく、ヨーロッパ・アメリカなど海外では数日おきに洗髪するのが当たり前、
特にインドでは、髪は洗いすぎてはいけないと昔からの言い伝えもあり、現代でも殆ど洗髪自体をされないそうです。

髪は、洗えば洗うほど、皮脂を洗い流しすぎることになり、体は不足分を補おうとたくさん皮脂を分泌し、ベタつくようになります。
洗いすぎると頭皮を守っている保湿成分層(角質)が消失。表皮の新陳代謝が低下し、炎症のできやすい脆弱な皮膚になっていきます。
(合成シャンプーを使っていた方が急に洗浄力が強力である石鹸シャンプーに変えたら、髪は乾燥してるけど急に頭皮だけがベタつくようになったと思うのは、この為です。)
必要以上のシャンプー(又は洗浄力の強いシャンプーや石鹸)は角質を損傷させ、皮脂が多くなり、皮脂を餌にする菌が増えて行きます。
毎日洗ってる人が、洗わない日を作ると頭皮が痒くなるのは、菌の代謝物の刺激で頭皮が痒くっているのです。
菌のバランスは皮脂が減れば通常になり、また角質が丈夫になれば皮脂量も痒みも減ります。
シャンプーを行う頻度の高い先進国でのみ、頭皮や身体の皮膚炎が広がっている現状もあります。
人間の健康な頭皮環境には、適度な量の角質と皮脂は必要なのです。CMや広告に惑わされないでください。



じゃあ、極論、シャンプーを辞めて全部湯シャンにしたらどうか?と考える人もいるかもしれませんが、昭和一桁代の日本人の頭皮と、現代人の頭皮環境は違います。
現代人は、パーマも、カラーもしています。ヘルシーな日本食全盛だった昭和一桁代の時代とは違い、現代の食事は多様化し脂っこい物が多くなりました。
当然、油を使った料理を食べれば、頭皮の毛穴からも皮脂が出てきます。

ですので、それらをふまえて、年齢、生活習慣別に自論と経験からシャンプーのおすすめ頻度をまとめたいと思います。
シャンプーの頻度を急に減らすと、最初は必ずベタつき、痒みが出ますが、必ず徐々に収まります。


・10代・20代の新陳代謝が活発で、現代食も大好き、カラーやパーマでお洒落を楽しんでいる方。
皮脂の分泌が多く、洗わない日があると翌日ベタつくと思います。今まで通り毎日シャンプーしていただいて結構です。
カラーやパーマの方は、トリートメントも忘れずに行ってください。(できれば薬局で売っている安いシャンプーは使わずに、サロンで取り扱っている個々に合った洗浄力がマイルドでカラー・パーマに適した商品を使ってください。)


・30~40代以降の方で、仕事は室内、食事内容にもヘルシー志向、オーガニックなど気を使い始めている方。
若い頃と比べての代謝の低下、食事も、若いとき程油分を取らなくなってきており、皮脂の分泌も減っているはずです。
将来の健康な頭皮環境の為、毎日シャンプーする必要はないでしょう。
頻度は、2日に1回~3日に1回で十分です。
シャンプーを使わない日で頭皮の痒み、ベタつきが気になる方は、お湯のみ(40度くらいのぬるま湯)でしっかり湯シャンしてください。
頭皮環境が慣れてこれば徐々に、痒み・ベタつきはなくなります。
シャンプーをしない日にスタイリング剤を使った場合は、スタイリング剤を付けた場所だけ、泡立てネットで泡立てた泡で優しく落としてあげてください。


60代以降の方
肌と同じで、頭皮も乾燥しがちになり、皮脂の分泌はかなり少なくなってきました。
シャンプーは、1週間に1~2度、それ以外の日で気になった場合は湯シャンのみで結構です。



正しい湯シャンの仕方
温度は熱すぎないことが大切です。季節にもよりますが人肌~40度程度。
時間をかけて丹念にマッサージするように洗ってください。
シャンプーブラシを使用するのもオススメです。
頭皮が乾燥してフケが出る方なども、湯シャンで改善される場合がありますので、一度試してみてください。

石鹸シャンプーについて
カラー・パーマをなさっている方は、絶対に使用しないでください。強いアルカリ性で、髪のダメージが進行します。
いくら頭皮によくても、あなたの髪の毛は泣いています。
逆に、カラー・パーマは何もしていない方は、使ってもOKです。ただし、毎日の使用は絶対に控えてください。皮脂を落としすぎます。
ただし子供は、代謝が非常に活発ですので、毎日でも大丈夫です。



以上です。あくまでも、「目安」として考えてください。もっと減らしていい人もいるし、毎日洗うのが合う人もいます。
なぜならば、体質や職業、洗剤に対する思想もあると思いますので。
参考になれば幸いです。




キッチンの食材でオーガニックなヘアケアを 1


アボカドには、補修効果のあるビタミンEを始めビタミンAやビタミンB、保湿効果のある脂肪分も豊富に含んでおり、
食べるだけでなく、直接髪や肌に使ってもその効果を発揮します。



【材料】
アボカド 2分の1
オリーブオイル 大さじ1
(ロングヘア・多毛質の方は上記の2倍量使用してください)


【レシピ】
アボカドをフォークで滑らかになるまで潰します。
ブレンダーやミキサーがあると便利。
潰したアボカドにオリーブオイルを混ぜます。
ブレンダーやミキサーを使用する際は、最初から全ての材料を入れてOK。

【使用方法】

アボカドマスクを、髪の毛の毛先~中間に塗布。髪の毛に擦り込むようにマッサージを行う。
髪をまとめ、シャワーキャップかラップをかぶって30分程置きます。その後、よく洗い流します。






ノンシリコンシャンプー&トリートメントについての正しい知識と見解




一昨年程前から、雑誌などのメディア、ドラックストアの店頭などでやたら「ノンシリコンシャンプー」という物を見かけるようになりました。
お客様からも、ノンシリコンシャンプーについての質問を受ける事も多くなってきてますので、
一度ノンシリコンシャンプーの真偽について書きたいと思います。

結論から申し上げますと、シリコンには害はありません。“基本的には”安全な成分です。
「ノンシリコン」と書いてあれば何でも良いと言うのは大きな間違いです。
それに、「ノンシリコン」と書いてあっても、成分を見るとシリコン以外の油性コーティング剤が入っている場合が殆どで、
僕に言わせてみれば仕上がりが多少軽くなる以外はあまり変わらないのでは?といった感じです。

そしてシリコンなのですが、赤ちゃん用品にも、化粧品にも、生理用品にも、医療品にも、あらゆる日用品に使われている安全な成分です。
胃が悪い方はご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、飲み薬でガスコンと言う胃や腸のガスを取り除く薬があります。
この薬の成分は、純度100%のジメチコン(シリコン)です。

では、なぜシリコンが敵対視されるようになったのか?
例えば、シリコンが大量に配合されているシャンプーの代表格に資●堂のTS●BAKIなどがありますが、毎日のすすぎが十分にされていないと、
髪にシリコンが残りコーティングされ、カラーが入りにくい・パーマがかかりにくい、など支障をきたす事態が稀に見受けられ、
美容師業界の中で敵視され、現在でも美容師業界の中では一般人以上にシリコンを敵視しています。
そして美容師業界の中で悪い風評が広がり、メーカーもそれに乗りノンシリコンシャンプーを作り
「ノンシリコンなので頭皮と髪に良いですよ!シリコン入りはダメですよ!」と宣伝し発売します。
その証拠に、ノンシリコンシャンプーが流行しだしたのは、TS●BAKIが爆発的に売れ一般社会に使用者が増えてからです。

「何かを悪者に仕立てて価値を貶め、それによって自分の価値を相対的に高めようとする」これは広告効果を高めるための常套手段です。
こういうときは後ろで何かしらの利権が絡んでいる場合が多いので、シャンプーに限らずみなさんも風評には十分お気をつけください。



さて、こんな背景があって今に至るシリコンですが、基本的には安全ですが本当に全く髪・頭皮に問題が無いかというと、
それもケースバイ・ケースになるのでご説明したいと思います。

シリコンは、はがれかけたキューティクルや枝毛なんかを、くっつけてくれる万能の補修薬でもあります。
なので、例えばダメージが酷い方は、シリコン入りのシャンプーを使っていただいても問題ありません。
もしくは、ノンシリコンシャンプーの場合でも、シリコン以外の補修成分が充実しているシャンプーを必ずお選びください。
(点と線で売ってる葉っぱのシャンプーは、その代表格です)
髪のダメージが酷いにもかかわらず、補修成分の入っていないただのノンシリコンシャンプーor高アルカリの石鹸シャンプーなどを使うのは
自殺行為としか言いようがありませんのでご注意下さい。

しかしシリコンは保湿剤の油分でもありますので、逆に、髪にボリュームが欲しい方、健康な髪の方、頭皮の油分が多い方などはシリコン入りシャンプーは避けて下さい。
あとは、皮膚が敏感で頭皮が痒くなりやすい方。一般ドラックストアの主に1000円以下の商品の殆どがシリコン入り+ラウリル硫酸系のシャンプーで、
頭皮が痒くなると言う方は、すすぎが甘い、もしくは刺激物質である(人により、ですが)ラウリル硫酸ナトリウムに反応して痒みが
おこっている可能性がございますので、一度相談して下さい。

また、妊娠中の方も避けた方が良いです。これは、妊娠中ホルモンのバランスが崩れ、頭皮に油が出やすくなるからです。
妊娠中の方で、シャンプーは変えてないのに頭皮が急にベタつきはじめた・・・そのような方は、ノンシリコンのシャンプーに変えていただくと改善されるケースが多いです。

そしてシャンプー後のトリートメント、洗い流さないトリートメントなどは毛先につけるのがメインになり地肌にはつけないので、
ボリュームが欲しい髪質を除いて、全面的に、シリコン入りを使用されても大丈夫だと思います。



最後に、皆様がこれからシリコンとどう付き合っていけばよいのか。
しかし実際のところ、シリコンの有無よりもシャンプーを選ぶ時に注意すべき事は他にもっと沢山大事な事があります。
界面活性剤は何を使っているか?保湿剤は何が入っているか?防腐剤はどうか?香料は?など、もっと気にしなければならない部分がたくさんあります。
ですので、シリコンに過剰に反応せず、それ以外の成分にも一度目を向けて考えてみて下さい。(難しくてわからない方は僕に相談して下さい)

シリコンに限ってアドバイスさせていただきますと、過剰に配合されている製品は“一応”避けておく。(シャンプーのボトル裏の成分表示を見ていただき、上位にジメチコン・シクロメチコン、などの表示があるかどうか。配合成分の多い順に表示されています。)
この程度の認識で十分だと思います。あまり偏見を持ったり怖がったりせず、シリコンとも上手に付き合っていきましょう。

髪の毛が抜けやすい季節について





秋口から最近にかけて、お客様から、毛が最近よく抜ける・・・と相談を受ける事が多くなっています。そこで、髪の毛の脱毛周期と季節との関係について今回は書きたいと思います。
例えば犬や猫など毛のある動物は季節の変わり目などに毛が生え変わります。
犬の場合は、春から初夏にかけて、冬毛から夏毛に変わり、秋には夏毛が抜け、徐々に冬毛に変わっていくそうです。
動物は、体温調節を自分の意思では行えない事などからも毛が季節に応じて生え変わっていると言われています。

それでは、私達、人間の髪の毛はどうでしょうか。良く考えてみると、抜け毛が気になるのって毎年同じ季節だったりしませんか?
人間は、体温調節こそ自分の意思のもとで出来ますが、やはり動物と同じ自然現象で季節の変わり目に髪が抜けやすくなります。
特に、人間の場合9月の秋口~12月の初冬にかけての間が年間で最も抜けると思います。
これは、僕が美容師を続けてきた中で様々なお客様の髪の状態を見て、話を聞いて、感じていることでもあります。

季節の変わり目に髪が抜けるというのは、毛母細胞という細胞の入れ替わりが頻繁に起こるからです。
毛母細胞というのは、簡単に説明すると髪の毛を生成する根っこのようなもので、私たちが髪の毛と呼んでいる部分は、この毛母細胞が分裂を繰り返し増殖していった部分の事を言います。
この毛母細胞が正常に機能しないと髪の毛は生成されないので、髪の毛を作りだすうえで非常に重要な役割を果たす細胞のひとつなのです。
毛母細胞の入れ替わりは、秋~冬にかけてが年間で最も行われるので、抜け毛が増える時期がある事がこれでわかるかと思います。
抜け毛が一時的に増えたとしても、それは誰にでも起こる現象なので神経質になる必要はありません。
ただ、明らかに抜ける毛が多すぎると感じる場合は他の原因が考えられますので、僕に相談していただければ、生活習慣のアドバイス・育毛剤のご紹介などさせていただきまので、宜しくお願いいたします。早めの対処が、抜け毛を食い止める事に繋がります。

そして、特に抜け毛が気になる方のシャンプーの仕方ですが、通常のシャンプーのプロセスに他に、頭頂部を中心に指の腹でマッサージをして下さい。
この時、絶対に擦らないように(指が滑らないように)注意しながら、頭皮モミモミ、10回程度揉むようにマッサージをします。
その後、すすぎ(ここが重要です!)はシャワーを使用し、3分間程かけて念入りに洗い流します。特にロングヘアーの方は流れにくいのでさらに念入りにすすぎます。
この時、何らかの理由で万が一シャワーの設備が使えない場合は、桶でよく流した後、お風呂にお湯を多めにため、潜って頭皮の汚れと泡残りを十分に流します。

また、この後お風呂上りに育毛剤を使用する場合は、体内に吸収されている栄養が充分ありませんと効果が半減いたしますので、食事内容などには注意するようにして下さい。

その他詳細はサロンでお話いたしますので、気になっている方は僕まで声をかけて下さい。

スタイリング剤との上手な付き合い方


まず、一番重要なのは髪型と目的に合わせて選ぶ事です。髪は24時間、様々なシーンにおいてファッションとして、
生活と一部として人と共存しています。仕事用に仕上げたい時・髪をまとめてアップにしたい時・休日、少し遊んだ
デザインに仕上げたい時、結婚式やパーティーなどフォーマルなシーンに出席する時、さらには家でのお風呂上り、
就寝前など髪をケアしたい時。シャンプーもフィニッシング剤の一つとして考えているので、髪に何もつけていない時も大切です。
そう言う意味でも、ファッションにおいて髪の毛は洋服よりも大切な要素なのは言うまでもありません。


(点と線で常備しているスタイリング剤の一部。店頭にお出ししているのは一部で、常時30種類近くを用意しており、あらゆるお客様の髪質・目的・デザインに対応している。
また、パッケージデザインにもこだわっており、ご自宅のドレッシングスペースを彩れるようなデザインの商品を多数用意している。)


大事なのは、欲しいところに欲しいだけのスタイリング剤を。適切な量と付け方は必ずあります。
さらに、前髪などあえて何もつけない部分を作るのもデザインになります。

また、髪の細い方には通常の一般品のワックスは向きませんし(パウダータイプ・粉のミストタイプ・油分の極力少ない
ドライワックス・ドライムース等をお使い下さい)
逆に剛毛の方は、セット力の強いワックス、さらにメンズのべリーショートなどの場合はジェルなどを使った方が良い場合も多いです。
さらに季節によっても使い分ける必要があり、特にミディアム~ロングヘアの方は湿度の高い夏場・乾燥している冬場とでは全く
スタイリング剤が変わってくるのでご注意下さい。(夏場は、ボリュームキープできベタつかない油分の少ない商品を。逆に冬場は
トリートメント剤の入っているスタイリング剤をお使い下さい)
このあたりのスタイリング剤とデザインとの相性は、僕たちスタッフにお尋ね下さい。お客さまの髪質と求めるデザインによって、
ご提案させていただきます。そして、上にも書きましたがシャンプー剤も重要なフィニッシング剤の一つとしてお考えください。
使用するシャンプー剤のタイプによって、普段の髪質が全く違ってきます。疎かになりがちな部分ですが、ココにこだわる事によって、
求める質感に近付けることが随分と容易になります。
抜け毛の対策にもなりますので、シャンプー剤選びもスタイリング剤選び同様、是非相談していただいて、
こだわっていただけたらなと思っています。


海に入った時のヘアケア方法


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夏ですので、ヴァケーションで海やプールに行かれる方も多いかと思いますので、今回は海に入った時の髪の対策を書きたいと思います。
海やプールで濡れると髪がきしんだりバサついたりするのは、海水・プールに含まれる塩分と塩素の影響が大きいです。
海水でぬれた髪が乾く時に、海水に含まれた塩が浸透圧によって髪から水分を奪うため、手触りが悪くパサパサと乾燥した髪になってしまうのです。

アドバイスとしましてはまず、紫外線対策として帽子を被る。
海水・プールの水対策としては、軽く編みこむor結め髪にしてなるべく髪が水に触れないようにする。
さらに、まとめ髪にした上から油分を補給しコーティングする、流さないトリートメントを予め塗っておくこと。

さらに、塩分と塩素が残留しない為に、シャワーのお湯で時間をかけて、よ~く流す事が大切です。
シャンプーは、よ~くお湯で流した後に行い、2度洗いをし、必ずトリートメントで仕上げて下さい。
タオルで拭いて乾かす時は(そのまま自然乾燥の場合も)必ず失われた油分を補給する、流さないトリートメントをよく塗りこんであげて下さい。
しっかりケアをしてあげながら、ヴァケーション楽しみましょう!


ご自宅での正しいシャンプー・トリートメントの仕方


ご好評をいただいている、シャンプー連載3回目です。(初めてご覧の方は、ページ下の正しいシャンプー剤の選び方を先にお読みください)

■シャンプーの仕方■


①まずは温かいお湯でしっかりと時間をかけてすすぎ髪と頭皮を濡らします。特に襟足は油分が溜まりやすい部分です。念入りに行いましょう。


②スタイリング剤を使用している方、頭皮がベタつきやすい方は2度洗いが有効です。一度目は、軽く泡だてる程度で洗い流します。

③ここからがシャンプーの開始です。髪がびしゃびしゃに濡れていて十分に水分のある状態で始めます。
手にシャンプー剤を出したら、まずは必ず両手でよく泡だててから塗布していきます。

④頭皮全体を、しっかりマッサージするイメージでシャンプーします。泡が立っているだけでは、洗えているわけではありません。タテ・ヨコと指の腹で頭皮を動かすように洗っていきます。(シャンプーは汚れを取りながら、血行を良くすることが大切なのです。)

★クセ毛が気になる方は、この後流す直前、目の荒いブラシを使い髪をストレートにしっかりと梳かしてあげます。(シャンプー剤で髪が軟化している状態でストレートにとかしてあげると、乾かした時に若干おさまりが良くなります)

⑥時間をかけてしっかりと流してあげます。泡がなくなっていても実は残っている事も多いです。特に襟足の辺りは良く流してあげましょう。

★流しが不十分になると毛穴が詰まる原因になります。そうすると抜け毛が増えたり、頭皮が荒れてしまうので注意が必要です。

■トリートメントorコンディショナーの正しい付け方■


まず、初めに断っておきますが、メンズなどのベリーショートの方以外は必ず使用してください。(髪が短い・ダメージやパサつきのない方などは、油分の少ないトリートメント、もしくは少量のリンス(コンディショナー)を使用して下さい)
シャンプー剤はアルカリ性でありますので、そのままトリートメントやリンスをつけずに乾かしてしまうと、アルカリ性のままになってしまいダメージの原因になります。
トリートメント・リンスは酸性ですので、シャンプー後に塗布する事により健康な弱酸性に持っていく事ができます。


①手のひらにトリートメントをとり、痛みのある毛先からつけていきます。(頭皮には決してつかない様に注意。中間~毛先を中心に塗布)
ただ、量を沢山つければいいと言う訳ではないので注意。(お湯で流れてしまうだけです)

②セミ以上の長さのある方、特に特に毛量の多い方はブラシを使いとかしてあげ、髪全体になじませます。(手だけだと、髪の毛一本一本までいきわたりにくい)
お客様にも申し上げておりますが、特に女性の方は是非、ブラシの使用をオススメします。(点と線にも100円でシャンプーブラシ売ってるので僕に言って下さい)

③トリートメントを使用の場合、5分間はそのまま時間をおいて下さい。

④お流しです。特にノンシリコン製品、オーガニック製品などお使いの方は「すすぎ過ぎ」には注意して下さい。トリートメントの有効成分を髪に残す事が大切です。

★お湯は、シャンプー時よりも水量を控えめにし、頭皮をすすぐ様に流していきます。
この流水により毛先は十分にすすがれますので、毛先のすすぎはあまり必要ありません。
この時、髪に「きしみ」が出来てしまった時は、すすぎ過ぎのサインです。再度、トリートメントをきしみの出た部分に薄く塗布しましょう。


以上が僕の推奨する正しいシャンプー&トリートメント方法です。是非お試し下さい。


盛り髪とは何であるかを再考する


今回はいつものお悩み相談やアドバイスと違って、ちょっと思考を変えたお話を。
盛り髪と言うのが数年前に夜の水商売の世界で流行りました。
(現在でも健在なのですが、随分と少なくなりました)
僕自身、夜の世界の方々のヘアセットの仕事をしていた時期もあり、盛り髪については興味深い事でもありました。
しかし今では、どんどん一般の10代や20代の女の子の間にも浸透し、カジュアルにもハマるアレンジスタイルの定番のひとつにもなっています。

さて、盛り髪のルーツはとても古く、18世紀にまでさかのぼります。
ベルサイユ宮殿がモードの最先端だった時代、マリー・アントワネットが発信者となり盛り髪のようなヘアスタイルが貴族の間で流行しました。

マリーアントワネット本人の肖像画

新しい髪型を次々と考案し装飾はエスカレート。
当時の風物や世相を織り込んだコーディネートが人気を博し、たとえば戦場や庭園、戦争を勝利に導いた戦艦の
模型をのせたりと自由なアイデアの盛り髪が次々生まれ、なかには180センチもの高さを誇るものもありました。

当時の盛り髪デザイン

貴族たちは髪型を維持するために、馬車の天井に穴を開けたり、座ったまま眠ることもいとわなかったと言います。

マリー・アントワネット(ソフィア・コッポラ監督・2007)


そして日本ではと言いますと、江戸時代にまでさかのぼります。
盛り髪は上流社会と遊郭の女性に流行しましたが、とりわけ遊女の世界では髪型の大きさで地位を区別したと言います。
今でいう、日本のギャルの元祖がこの遊女にあたると僕は考えます。(ギャルの歴史は深いのです)

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まさにギャルの元祖とも言える江戸の遊女たち
(一枚目・当時の絵巻、2枚目・安野モヨコさんの漫画、3枚目・蜷川実花さんの映画)


さて、時代はさらに過ぎ、再び盛り髪が流行する事になります。1960年代の事です。
当時のフランスの女優たちは、こぞって逆毛を立て髪を盛りゴージャスさを表現し始めました。
さらにイギリスではモッズと言うムーブメントが起こり、一部男性でもストレートで頭頂部に逆毛を立て髪を盛りました。
(こちらは、ストレートヘアで反骨精神を表現していた)

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当時のブリジット・バルドー(写真左・中)とカトリーヌ・ドヌーブ(写真右)


また日本の60年代、フランス女優の盛り影響を受けたヘアが、加賀まりこを筆頭にお洒落な女優さんたちの間で流行しました。

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写真は全て60年代の加賀まりこさん。そしてこの美しさ!!


現在2010年のカジュアルな盛り髪は、この頃の60年代のフランス女優のヘアから来ていると言うのが
写真でもよくわかります。
ファッション業界では2011年の春夏70年代スタイルがトレンドでもありますが、その原点である60年代のファッションとヘアスタイル。盛りに限らず自分でもできる簡単なアレンジ方法は色々とレクチャーもしてますので、気軽に聞いて下さいね。

ヘアカラーについてと、ご自宅での裏技について



カラーリングをしたけど、すぐに色が褪色で変化してしまう。パサついて痛んでしまう。と言った悩みをよく聞きます。
理由は2通りあり、美容師側が正しい理論とテクックを持っていない場合。もう1つは、お客様側のご自宅でのアフターケアになります。
美容師側のしっかり色を定着させる理論として、まずしっかりと髪に空気酸化をさせる為に時間を置くと言う事が重要です。
美容室によっては、薬を塗った後、加温機で温める。ラップをする。短時間で流す。などと言った行為を行うサロンもございますが、
逆効果で全く意味がございません。
薬剤を塗布したら、そのまましっかりと空気に触れさせ、適切な時間を放置する事が大切です。
放置時間は髪に薬が付いた瞬間から35分が最も適切なタイムであり、この時間よりも短いと酸化不足。長いと過酸化の状態になり、褪色とダメージに繋がります。



そして、褪色ですが、色味によってもスピードが違うのはもちろん、毛髪のダメージ度合いによっても褪色スピードは変わっていきます。
日本人の持つ毛髪のメラニン色素は赤色です。
それにより、暖色系のブラウン、赤、オレンジ、ヴァイオレットなどの色味は色持ちが良く、寒色系のマット、アッシュなどの色味は褪色がしやすいです。

お客様側が褪色とダメージを防ぐ一番の方法は、シャンプー剤の選定です。
カラー後の髪の毛のPHはアルカリ性に傾いてしまいます。この状態を放っておくことは最も危険です。髪が痛み褪色もしやすいです。
この状態で、ラウリル系(普通の石油系シャンプー)で洗うと、2週間経ってもPHは、元の弱酸性に戻りません。
ベタイン、タウリンなどの入ったアミノ酸系のシャンプーでケアする事で、かなり髪の状態が変わってきます。

■自宅で可能な裏技■
サロンでカラーリングして自宅で初めてシャンプーする時に、料理用のオリーブ油を髪全体にまんべんなく髪に塗り、よくマッサージします。
その後いつも通りにシャンプーします。これで髪の退色とダメージをかなりふせぐ事ができます。
これは、カラーリングの脱色作用により失われたオイルバランスを正常に戻す効果があるからです。
是非おためしあれ。

最後に。
カラーリングは色味が落ちてきて、変化していく面白さもあります。洋服に例えれば、デニム。履けば履くほどに味が出ます。
褪色もお洒落の1つだと楽しんでみても良いのではないのでしょうか?

髪の乾かし方


よく、面倒だからと思い、髪を洗ったあと濡れたまま寝てしまう方がいらっしゃいます。
ドライヤーで、よけいに痛んでしまうと思っている方も多いようです。
髪は、濡れると水素結合が25%カットされ、キューティクルも開いたままで大変無防備な状態になります。
よって、この状態のままブラッシングをしすぎたり、寝てしまい枕にこすれたりすると髪に負担がかかり、ダメージにつながります。
かといって、ドライヤーの熱を延々と当て続けてもダメージにつながるのも事実です。
よって、なるべくなら、短時間で正しく乾かすことが大切です。そのためには、まずしっかりとタオルドライをすること。
熱を当てる時間を極力短くするために、もうこれ以上拭けない!という状態までタオルで拭いて下さい。
その後、オイルタイプの流さないトリートメント、少量のヘアクリームなどで、オイルバランスを整えて、根元・中間を中心に乾かしていきましょう。

クセ毛の方のスタイリング方法


クセ毛と一言で言いましても、様々なタイプのクセがございます。
あまりに強いクセの場合は、逆にカットでより動きを生かすデザインを施す方法と(特に、ショート~ミディアムレングスの方は可能ですので、
一度縮毛をかける前にご相談下さい)縮毛矯正を部分的にでもかけてしまう方法と二通りあります。
ここでは、そんなクセ毛をスタイリングで少しでもでもまとまりやすくする方法を書きたいと思います。

雨の日には髪がまとまらず、お困りの方も多いと思いますが、上手にスタイリングするコツは、髪を乾かす前の段階がとても大切であります。
まず、髪が濡れた状態で、毛先を中心に流さないオイルタイプのトリートメント&ソフトワックスをつけ、オイルバランスをしっかり整えます。
クセ毛の場合は光を乱反射して、どうしてもパサついて見えがちなので、適度なオイルバランスが大切となってきます。
そこからドライヤーでやさしく乾かしていきます。ボリュームがでるのが気になる人は、上から押さえるようにして乾かし、
逆に猫っ毛でボリュームを出したい人は、ドライヤーの風を下から当てて、根元を起こすようにして下さい。
ロングヘアの方は、ドライヤーの風を、斜め後ろ上方向から当て、前方に向かい手グシで引っ張りながら乾かして下さい。
この時、ドライヤーの風の方向は一定に保つ事が大切です。この方法で、クセも落ちつき艶もかなり出ます。
毛先は、ねじって風を当ててあげると、パーマ風のニュアンスが出ます。
仕上げのスタイリング剤は、水分量の多いヘアクリーム類は、クセが出やすくなってしまうので適していません。
ワックスとあまり固まりすぎないスプレーでしあげましょう。(男性のショートの方は、ハードスプレーを使用して下さい。)
ご来店の際にも、詳しくレクチャーいたしますので、お悩みの方は一度ご相談下さいませ。

白髪のメカニズム


白髪の直接的な原因は毛母細胞と隣り合って存在するメラノサイト(色素細胞)の機能が低下し、メラニン色素を作ることができなくなり、
その結果、髪の毛が白く見えてしまうことが原因でもあります。
通常、白髪の人はこれらのうちどれか又は複数が原因となっていることが考えらます。

1、老化 老化によって細胞の活性が弱まるため
  これは個人によってかなり違いますが、平均すると白髪の発生は30代からポツポツと目立ちはじめ、年を重ねるごとに徐々に増えていき、
  50代中頃になると髪の半分近くが白髪になります。よく「白髪になる人はハゲない」と言われますが、これは全くの間違いです。
  白髪であっても薄毛の方はたくさんいます。薄毛ということは白髪も目立たないため、そう勘違いされているのではないかと思います。
2、ミネラル不足などの栄養障害
  ミネラルをはじめ、アミノ酸、ビタミンなどの栄養素は毛母細胞や色素細胞が活発に働くために必要です。これらの栄養素が不足すれば、
  当然年齢に関係なく機能が低下してしまいまう。ダイエットや偏った食事、また、きちんと食事をしているつもりでも食事自体の栄養バランスが悪く、
  なかなか必要な栄養素を十分に補うことが難しくなってきています。
3、生活習慣
  髪が最も成長するのは、一日の中で副交感神経が活発になる午後9時~午前2時の時間です。
  睡眠不足や夜更かしなど不規則な生活を送っていると細胞が活発に働くことができません。
4、遺伝
  白髪は遺伝的要素に強く影響されると言われていますが、まだすべて解明されているわけではない。
  遺伝以外にも複数の原因が影響している場合もあるので、一概に遺伝が原因とも言い切れない。
5、ストレス
  ストレスは髪に強い影響を与える。ストレス状態が長く続くと自然治癒力の低下などの原因になるとともに、それらからくる悪影響を増幅させてしまいます。
6、病気・疾患
  円形脱毛症の後や、慢性の胃腸疾患、マラリア、貧血症、甲状腺疾患などの病気があると、白髪が増えることがある。また薬の副作用で白髪になることも
  あります。数ヵ月という短い期間で急激に白髪が増えた場合はこちらの可能性が高いと言える。


白髪を予防する食事とは

白髪の予防にはミネラル(銅)の摂取がとても大事であります。
私たちの体はミネラルを体内で造り出すことが出来ないので、毎日の食事からバランスよく補うしかありません。

このミネラル(銅)を多く含む食品として

1、穀類・イモ類 そば、玄米、さつまいも、
2、豆類・種実類 松の実、えごま、カシューナッツ、大豆、納豆、えだまめ
3、野菜類 かんぴょう、ごぼう、バジル、くわい、ニンニク、パセリ、モロヘイヤ
4、果実 干しぶどう、あんず、プルーン
5、海藻類・きのこ 干しのり、アオノリ、味つけのり、ひじき、干ししいたけ、ほんしめじ
6、魚介類 ホタルイカ、あんこうのキモ、にぼし、エビ、カニ
7、その他 こしょう、とうがらし、レバー、ココア、チョコレート

現時点での研究結果では、以上のような食品を適度に摂取する事が効果的だと言えます。
また、ある調査では海岸地方より内陸地方に住む人のほうが白髪が多かったという報告もあります。
これは、海産物には豊富にミネラルが含まれているため、その恩恵により海岸地方に住む人のほうが白髪が少なかったのではないかと考えられます。

また、今年(2011年)になって、遺伝子に直接作用し白髪を減らす事の出来る、全く新しい処方の育毛剤も発売になり、点と線でもお取扱いを開始しました。
ただし、普段の生活習慣、摂取する食べ物を改善するのをまずは心がけて下さい。最も重要な身体の基礎が出来てこその、育毛剤です。



シャンプー剤の選び方と注意点



まず、ボトルの裏側などに表示されている内容成分を確認する事が大切です。
全成分表示になってからは、入っている成分の容量の多い順に表記されています。「ラウリル硫酸塩」まずこの一つを覚えるだけでも、
約90%の悪いシャンプーを避けることが出来ます。
「ラウリル系」のシャンプーは「石油系界面活性剤」で、非常に高い洗浄力と、泡立ちの良さが特徴です。
皮膚や髪そのものの脂質まで取り過ぎてしまうだけでなく、皮膚に残留しやすく、毛根などに悪影響を及ぼします。
また、その高い洗浄力から、カラーリングの退色も促進させてしまいます。安価で香りが良かったり、泡立ちが良かったりする物を選ばず、
内容成分をしっかりチェックする事が大切です。特に、カラー・パーマヘアーに相性が良いのは、
両性系のベタイン系や、医療用シャンプーにも使われるタウリン系、そしてアミノ酸系です。
サロン専売品は高いと敬遠する方も多いとは存じますが、一般的な石油系のシャンプー剤を使用しない事により、
カラー・パーマの持ち、毛髪の状態が良くなり、結果的にはコスト的にも良い結果を得る事が出来ます。
しかし、サロン専売品だからと言って全てが良い訳では決してありません。市販品の中にも、髪質の場合によっては使える商品も中にはあったりもします。
また、髪質、頭皮の状態により、相性があるので、自分に相性の合ったシャンプーとトリートメントを是非ご来店の際に聞いてみてください。

シャンプーの歴史



人の長い歴史の中で 、シャンプーの習慣が出来たのは わずか50年にも満ちません。

シャンプーという言葉が、最初に日本に登場したのは昭和6年のことです。レート本舗という会社から、『何でも洗えるシャンプー』という洗い粉が発売されました。
髪だけでなく、身体も洗うためのものですが、これが日本におけるシャンプーの草分け的存在です。

そして昭和7年、現在の花王(株)の前身である長瀬商会が『花王シャンプー』を発売。この他、同時期に各メーカーから様々なシャンプー剤が発売されました。
しかし、当時まだシャンプーは高級品で、石鹸で髪を洗う人が多かったそうです。

シャンプーが広く普及し始めたのは、『花王フェザーシャンプー』(中性・粉末)が発売された昭和30年ごろ。
たくさん人々に使われるようになるにつれ、粉末は使いにくいという声が高まったため、液体のシャンプーが開発されるようになりました。

液体シャンプーを広めたのは、昭和40年に発売されたライオン(株)の『エメロン』と言うシャンプーです。それを反映するかのように、
昭和45年には『エメロンクリームリンス』を発売開始。シャンプーとリンスをセットで使うのが当たり前の時代となりました。



シャンプーの消費量が爆発的に増えたのは、昭和60年ごろ。朝シャンブームで、朝と夜の2回、洗髪する女性が急増したからです。
それを受けて、メーカーはシャンプーの香りを重視する傾向が強まりました。この頃から、シャンプーの多様化が始まり、各メーカーから様々な商品が発売され、現在に至っています。

かつては「しっとり」「サラサラ」など仕上がりが重視されていましたが、次第に「フケ・かゆみ用」にはじまり、「ダメージヘア用」「カラーリング用」など、
髪の状態や悩みに対応するシャンプー&リンスが多く見られるようになりました。
ヘアケア製品のパーソナル化は、現代においても進化し続けています。